ひだまり    今は古事記に夢中! 宮崎駿監督「風立ちぬ」は日本人精神そのもの ① 「ナウシカ」以来の入魂の傑作!!
FC2ブログ

アメブロから引っ越してきた過去記事の再公開と、                       もっと日本を知るために「竹田研究会」の紹介を主にしていきます。

宮崎駿監督「風立ちぬ」は日本人精神そのもの ① 「ナウシカ」以来の入魂の傑作!!


わたしは反省しなくちゃいけない。
実物を見てもいないうちから、
「噂」だけで反応し、判断してしまっていたことを・・・

そして、お詫びをしなければいけない。
たかが「マスコミ」の、それも、かの国主導の情報を元に、
彼の思想や情熱までもを疑いかけていたことを・・・

そして、久しぶりに、ほんとうにいい作品に出会えたことに心から感動し、
これを世に、今の日本にこの作品を送り出してくれた宮崎監督に
心から感謝しています。

そして、今回、これを映画館で見るきっかけを与えてくれた息子に、
心から感謝したいと思います。


正直、わたしはジブリ作品は大好きですが、全てとは言えなかった・・・
わたしの中での筆頭の「ナウシカ」以来、
宮崎駿のほんとうの凄さ、真骨頂を実感させ満足させてくれた作品はない・・・と
ずっと思ってきました。

が、これは、今回の「風立ちぬ」は、今まで、「気持ちは解るが、何か足りない…」
と思っていた不満を払拭してくれました。

これぞ、日本の映画。
これそ、日本の魂!! ・・・だと。

こんな作品を、こんな表現描写と思い入れを、日本人以外の誰に作れましょうか?
宮崎駿以外の、誰にこれを作れましょうか?

今回、急に巻き起こった彼に対する誹謗中傷はもちろん、
彼の不可思議な「発言」やら、マスコミ「前宣伝」やら、
「関係者談」やら、偉そうな「批評」など、 一切聞かなくてもいいです。

聞いてはいけない。
作品だけ見れば解る。 わかるはずです。

彼の「戦後のほとんどの人間が浸かった歴史認識発言」と、この作品の価値は、
まったくといって関係ないことだけは最初に確認しておきます。

※ これは、かなり独断と思いつきで書いた単なる「脳内ダダモレ感想文」なので、
 まだこの作品を見ていない人、これから見るつもりだという人は、
 けっしてここから先を読まないでください。

いえ、強制とかじゃないですけど、読まないで映画を見た方が素直に感動できると思います。 



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昨日、息子と「風立ちぬ」を観てきました。

ネットで不穏な前評判を聞いていたので、
どんなものかと思っていましたら・・・
本編始まって冒頭の数分で、わたしは反省しました。

あの目を見張るような、目が覚めるような、
心が洗われるような「雲」の描写を見ただけで、
その瞬間、「わたしは誤解していた」と直感しました。

そして瞬時に、あのおかしな発言に関わる「不愉快な疑惑」を
わたしの頭から消し去りました。

あの「情報」は、この作品から受け取るべき「日本人に必要なもの」を奪うための、
ただそれだけのための「目くらまし」「色眼鏡」に過ぎません。
そんなものを持っていたら、この作品を感じるチャンスを失ってしまう。
それが狙いだったのです。

ジブリがすべていいとは言わない。
けど、たしかに、宮崎監督作品はいいです。
世界に出す必要はない。
日本人さえ、解かればよろしい。
わたしはそう思います。
どうせ外国人には理解できないからです。

そのくらい、宮崎作品の日本精神の世界観は奥深い。
それをまず、日本人こそが気付き、感じて、取り戻さなければならない。

だから、「外国人」の言うことなんか 完全無視 でいいのです。


さて、本題です。

「もののけ姫」では奇をてらい過ぎて素直に表現しきれなかったものを、
ここではこだわり抜いて、心を込めて、
あまりに当たり前に自然に表現されていたとわたしは思います。

それが、あまりに、さりげに素晴らしかったから、
そして、その「当たり前」過ぎる素晴らしさに、
正直、それをうっかり忘れかけていたことを、
すっかり忘れ去っていたことを思い出させて「恥ずかしさ」を覚えたほどでした・・・

恥ずかしく思ったのはわたしだけかもしれませんが、
それは何かっていうと、
随所随所の「ああ、日本人だなあ・・・」と思わせるさりげないシーンが、
同時に、
「今の日本人が忘れてしまった貴重な日本人の美徳だ」と
「わたしも、子供も、それをちゃんと受け継いでいないな・・・(反省)」と、
改めて再確認させられたからです。

たとえば、
堀越少年が、運命的な、とても「エキセントリックな夢」を見た直後、
布団から跳ね起きて飛び出す前に、
跳ねのけた掛布団を「当たり前」にさりげなく畳んだシーンです・・・

「起きた直後に自分の布団を畳む」・・・これだけのことが、
これだけのことで、「ああ、日本人だ・・・」と実感できます。
でも、同時に、
今のわたしたちは、そういう習慣を、そういう精神を忘れてしまっているな・・・と。(反省)


普通だったら、あんな衝撃的な「夢のお告げ」があったときは、
跳び起きて、駆け出して・・・という表現でじゅうぶんだし、
その方が、主人公が受けた衝撃、「感動の度合い」がよく出るというものでしょう。
普通なら。

でも、宮崎駿のこだわりは違うんです。
そう、「こだわり」だと思います。

その前の、念願の貴重な洋書の航空雑誌を貸してもらって帰宅したときも、
普通なら、一刻も早く本を開きたいと、すぐさま自室にこもって熱中する・・・
という描写だけでもいいはず。

それを、まず、正座して襖をあけて、母親に「帰宅の挨拶」をする。
当然のように。畏まりすぎるわけでもなく。
嫌々、形だけやり過ごしているわけでもなく、あまりにも当然に。
当たり前に身に付いた所作のひとつとして描写されているのです。

ああいう所作は、ただ「訓練」でできるものでしょうか?
100回、1000回も「強制」すれば身に付くものでしょうか?

いいえ、違うと思います。
そこに「心」がなければ、
たとえば「感謝」の心とか、「尊敬」の心とかがなければ、
それが「本物」でなければ、ああは「自然に」できないと思います。

そういう仕草でした。
そういう「表現」でした。あれは。


しかも、すごいのは、
その「こだわり」具合が解るのは、
その後、一瞬子供らしく喜びを顕した「おやつ」のことより、
自分を追い慕ってくる「妹」の声にも気づかず、
すでに気持ちはあの洋書に集中している・・・という描写で解ります。
彼、堀越少年の人間性が。

心は跳ね踊っているのに、そんなときでも礼儀や礼節を忘れない・・・

この作品を貫く少年の、
いえ、日本人の品性というものが、
それらのさりげない所作に凝縮されているように思います。

たとえば、当時の人が見たら、
あまりに違和感が無さすぎて気づかなかったかもしれない。
でも、今の現代日本人だから、
それを見て「我が振り直せ」と言われているような気がするのでは・・・と思います。


他の誰がそれをスルーしようと、
わたしたち日本人は、それにハッとするのではないでしょうか?
いえ、ハッとすべきではないでしょうか?

それが、宮崎駿監督の「望み」「希望」だったのではないかと
そんな気がしたわたしです。


その他にも、
少し成長してから、学業や研究から帰宅したとき、
帰路も当然、頭の中は飛行機や設計のことでいっぱい・・・であるはずなのに、
部屋に入るなり、当たり前にさりげなく、帽子を帽子掛けにに、上着を上着掛けに掛ける・・・

これも、何かに夢中になっているときには、帽子をそこらに投げ捨てたり、
上着を脱ぐのも、掛けるのも忘れて・・・という「描写」でも
まったく違和感はないだろうし、不思議ではない。

が、彼は宮崎駿はそうしなかった。

堀越少年、または堀越青年の人間性が、そんな指先ひとつの所作に顕われている。


そんなシーンが、随所にあるのです。
主人公の「所作」だけでなく、他の登場人物の細かな所作、
とくに、女性の気持ちのこもった歩き方、障子や襖を開ける何気ない所作もです。
そんなものに、どう生きているのか、どう生きようかという意思すら伝わってくる・・・


他の監督ならそこまで気を遣ったでしょうか?

(この描写を強調するためには)「これはなくてもいい」と普通は思う気がします。
「なくてもいい」以前に、そんな細かな描写を入れること自体、
考え及ばないかもしれません。

そこが宮崎駿が宮崎駿たるゆえんだとわたしは思うのです。


これが左翼思想の人間でしょうか?

これが、
日本の精神や伝統をぶっ潰したいと願う左翼思想の作品でしょうか?


戦争に対する考え方、隣国間の戦争時の対応への考え方、
それは、その人の持っている情報次第でいろいろ違ってくるはず。
でも、そんなものは、この映画に関係ない

関係ないからこそ、
この作品が、日本人にとって素晴らしく、
日本人にとって必要な「意味ある作品」だったからこそ、
公開前からこれを意識的に、意図的に貶めたかったのでは・・・?
としかわたしには思えません。

その「効果」たるや絶大でしたから。
ええ、わたしも、うっかり騙されました。

ここ数年のジブリ映画の「不作」続きは、
何も、宮崎監督自身の「失敗」でも「枯渇」でもなかったのに、
あれは、いろんな意味の充電期間・・・だったのかもしれないのに・・・

納得いかない作品が続いた後で出た、あの「宮崎左翼批判」、あれは、
この作品を世に出さないため、
正当評価されないようにするため、
日本人がこのメッセージに気づいて、もっと輝きわたることを阻止したかった・・・
だけだったと、今なら思います。


あの情報に迎合している人たちは、おそらく「見ていない」だろうと思います。
自分もそうだったから。

でも、見てみれば解ります。

解らなければおかしい。

今の、現代日本人が、うっかり忘れてしまっている日本人の心を、
日本人の美しいきめ細やかな心配りや、
几帳面さや、厳格さや、そして寛容さも、
すべて、日本人じゃなくてはとても描けない ものです。


それだけでもわかる。

たとえば、着物を着てればいいというものでもない。
通り一片の習慣を身に付けていればいいというものでもない。

そこに「心」がなければ。
そこに「自然」がなければ。
そこに「神」がなければ。


当たり前すぎて日頃は忘れてしまっているけど、
いざというときには、こんな作品を見た時には、きっと思い出す、
きっと、衝撃を受ける。

「ああ、忘れてしまっていた!」  と。
「ああ、しまった! 取り戻さなければ!」 と。

そう思って欲しかったのではないか?
思い出して欲しかったのではないか?

今の日本人にそれを(それも)伝えたかったのではないか?

そう感じてもらいたかったのではないか?


そうでなければ、ここまで見事に
日本人の所作や、日本人の「共存共栄精神」を
ここまで丁寧に「見せ」つけはしなかったのではないか?


自然を大いに描いた「トトロ」や「もののけ姫」や「ポニョ」や
「ナウシカ」ですら描けなかったものが、
この「戦争に突き進んで行く時代の日本」の中で描き訴えてきたというのが、
わたしには、まるで、
東日本大震災のあとに「古事記」1300年があったり、
安倍政権誕生があったり、式年遷宮があったり・・・
というのと同じような巡り遭わせのような気がするのです。


今、この時期の日本だからこそ、
降り積もった思いが今こそ溢れ、
起こるべくして起こった、出るべくして出た、
そういう作品のような気がします。





まだまだ言い足りないので、その②、その③へ続く・・・  m(__)m;;


「風立ちぬ」 公式サイト


※「ナウシカ」の秘話についてはこちら ↓ 
http://20120901.blog.fc2.com/blog-entry-129.html


"女性は、月経や妊娠出産によって、毎回 「デトックス」することができるのです。
とくに妊娠出産はその最たるものです。
つまり、
自分が溜め込んだ「毒」を 我が子に背負わせて産み落とすことで デトックスするのです・・・

宮崎駿の「風の谷のナウシカ」は、
そういう、おそれるべき大切なことを さりげなく伝えています。
アニメーション映画には出てきませんが、
宮崎駿本人の漫画作品の方では、ドキリとする設定で出てきます。

風の谷の王の一人娘、ナウシカは、じつは、11人目にしてやっと育った子供なのです。
ナウシカを五体満足な健康な女の子として産み落とすまで、母親は、
実に10人分ものデトックスをしなければならなかったのです。
腐海の毒を溜め込んだ身体を清めるために・・・

先に生まれた10人の兄弟たちの犠牲の上に、ナウシカの「生」がある・・・
ほんとうは、そういう、重く哀しいカルマを背負った娘として あの作品は描かれています。"




ジブリはこうして生まれた ~ 「風の谷のナウシカ」 誕生秘話

「僕には鉛筆と紙があればいい」 ~ 宮崎 駿





原発をやめられない本当の理由 ② もしも 日本に原発がなかったら・・・


関連記事
スポンサーサイト



コメント
No title
「風立ちぬ」への手紙 「宮崎 駿 様へ」  http://www.aulovesghibli.com/ltr/li_453813/ # 実際に映画をご覧になった84歳の方の感想です。うさんぽさんのおっしゃる通りです。少年の時の二郎さんがお母様の前でふわっと正座してる場面を見るだけでもう泣けてくるんですよねーo(;△;)o 他の人に説明しても分かってもらえませんがv-356
2013/08/26(月) 12:06 | URL | ちい #yl2HcnkM[ 編集]
Re: No title
ちいさん、コメントありがとうございます。
読みました。
84歳の方がそう言うなら、ほんとうにあれはあの時代の良き日本人、
いえ、普通の日本人の姿だったんですね。
でも、「わたしたち老人へのプレゼント」って・・・
わたしはまだ老人ではないつもりだけど、でも最高のプレゼントでしたよ。
それに、今の若い人だって、解る人には解るはず。
少なくとも、若干二十歳過ぎた娘にとっても最高のプレゼントになってました。

>他の人に説明しても分かってもらえませんがv-356
え?他の人って? 
娘の友人は小1くらいからずっと外国を転々としていた帰国子女だったんで、
「いい映画だった」までしか解ってなかったみたいだけど、
でも、きっと、言われてみて、見返してみれば、
「なるほど…」と解ってくれると思い・・・たいです。(^_^;)

2013/08/26(月) 13:39 | URL | うさんぽ #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
リンク
このブログをリンクに追加する
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
プロフィール

うさんぽ

Author:うさんぽ
アメブロにいた「うさんぽの小径」のうさんぽです。
普通の子持ちの主婦です。
うさぎブログのはずだったのに、気がついたらこんな重いブログになっていました…
思いっきり、主婦目線、母親目線、オバサン目線でいろんな情報に感想を書いています。

記事を引っ越してきたので改行が狂ったりリンクが開けないなど見苦しいところがあり申し訳ありません。

QRコード
QR
RSSリンクの表示