ひだまり    今は古事記に夢中! 石 平 「安倍米演説は習近平の対日歴史戦略に対する大勝利」

アメブロから引っ越してきた過去記事の再公開と、                       もっと日本を知るために「竹田研究会」の紹介を主にしていきます。

石 平 「安倍米演説は習近平の対日歴史戦略に対する大勝利」


★ 『韓国の子育て観』 と 『日本人の子育て観』を「子供の日」に考える 

★改訂版 「憲法記念日」にちなんで <憲法改正問題 記事一覧> 作りました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

石 平  (中国問題・日中問題評論家)
「安倍米演説は習近平の対日歴史戦略に対する大勝利」

先月29日午前(日本時間30日未明)、
安倍晋三首相が米国議会の上下両院合同会議で行った歴史的な演説は、
ある意味、この2年間中国が中心となって挑んできた「対日歴史戦」に見事な決着を
つけることとなった。


http://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50457951.html

(中略)

  ・安倍首相の米議会演説の効果



つまり、これまでの2年間、習近平政権は自らの進める覇権戦略のいわば「隠れ蓑」として
日本との「歴史認識問題」を大いに利用してきた。

(中略)

しかしここに来て、習政権のこの戦術が挫折してしまう可能性が出てきている。
中国の進める反日宣伝戦が国際的に失敗に終わってしまう流れが、米議会での安倍首相の
演説によって作り出されたからである。

今回の訪米に当たり、中国がアメリカを主戦場の1つとして挑んできた「歴史戦」にどう対処
するか、安倍首相は最初から周到に用意していた痕跡がある。

ワシントンに入ってからの4月29日、安倍首相は第2次世界大戦で戦死したアメリカ兵を追悼する
記念碑を訪れて黙とうした。報道によると、安倍首相は「パールハーバー」と刻まれたモニュメント
の前で、しばらく身じろぎもせずたたずんでいたというが、こうした「身体言語」の発する意味はやが
て、米議会での演説において明らかになったのである。

40分間にわたる演説の中盤に入り、安倍首相は案の定、この訪問の話を持ち出した。
「先刻私は、第二次大戦メモリアルを訪れました。神殿を思わせる、静謐(せいひつ)な場所でした」
と切り出してから、次のように静かに語った。

「一角にフリーダム・ウォールというものがあって、壁面には金色の、4000個を超す星が埋め込まれて
いる。その星一つ、ひとつが、斃れた兵士100人分の命を表すと聞いたとき、私を戦慄が襲いました」

「金色の星は、自由を守った代償として、誇りのシンボルに違いありません。しかしそこには、
さもなければ幸福な人生を送っただろうアメリカの若者の、痛み、悲しみが宿っている。
家族への愛も」

「真珠湾、バターン・コレヒドール、珊瑚海…、メモリアルに刻まれた戦場の名が心をよぎり、
私はアメリカの若者の、失われた夢、未来を思いました」

「歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈なものです。
私は深い悔悟を胸に、しばしその場に立って、黙祷を捧げました」

「親愛なる、友人の皆さん、日本国と、日本国民を代表し、先の戦争に斃れた米国の人々の
魂に、深い一礼を捧げます。とこしえの、哀悼を捧げます」

 以上が、安倍首相が演説の中で、アメリカとの「歴史問題」、つまり70年前に終結したあの残酷
な戦争について触れた一節であるが、そこには、歴史から逃げようとするような姿勢はみじんも
なければ、歴史を「歪曲」しようとする「歴史修正主義者」の面影もない。

あるのはただ、日本の指導者としてのかつての戦争に対する「悔悟」であり、そして日本国民を
代表して捧げるアメリカの若き戦死者に対する心からの哀悼であった。

テレビの映像では、安倍首相による演説のこの部分を受け、静聴した米国議員がいっせいに
立ち上がって拍手した場面が確認されている。「歴史」に対する安倍首相のこの語りは、アメリカ
人の心を打つのには十分であり、そしてアメリカの一部で流布されている「安倍=歴史修正主義者」
のイメージを払拭するのにも十分であった。


  ・歴史との正しい向き合い方

そしてその後、安倍首相の演説はこう続いた。
「みなさま、いまギャラリーに、ローレンス・スノーデン海兵隊中将がお座りです。
70年前の2月、23歳の海兵隊大尉として中隊を率い、硫黄島に上陸した方です。
近年、中将は、硫黄島で開く日米合同の慰霊祭にしばしば参加してこられました。
こう、仰っています」

「硫黄島には、勝利を祝うため行ったのではない、行っているのでもない。
その厳かなる目的は、双方の戦死者を追悼し、栄誉を称えることだ」

「もうおひとかた、中将の隣にいるのは、新藤義孝国会議員。
かつて私の内閣で閣僚を務めた方ですが、この方のお祖父さんこそ、
勇猛がいまに伝わる栗林忠道大将・硫黄島守備隊司令官でした」

「これを歴史の奇跡と呼ばずして、何をそう呼ぶべきでしょう」

「熾烈に戦い合った敵は、心の紐帯が結ぶ友になりました。
スノーデン中将、和解の努力を尊く思います。ほんとうに、ありがとうございました」


演説のこの部分では、中国の挑んできた歴史戦に対して、安倍首相はまさに余裕綽々の勝利
を手に入れたのではないかと、筆者は演説の原稿を読みながら強く感じずにはいられなかった。


アメリカとの戦争の出来事に自ら触れて戦死したアメリカ兵士に追悼を捧げることによって、
安倍首相は中国などによって押しつけられた「歴史修正主義者」の誤ったイメージを完全に
払拭したのは前述の通りだが、それに続いて、ここでは安倍首相は見事に、歴史を乗り越えての
両国の「和解」を演出してみせたからである。


そう、「和解」によって克服することこそ、歴史との正しい向き合い方であると、
安倍首相は示したのである。


新藤義孝議員とスノーデン海兵隊中将の拍手によって象徴された日米両国の和解は、
まさに「歴史の和解」の1つの理想的な形、1つの模範的な見本として世界中の人々に提示された。

中国の習近平主席は当然その場にはいなかったが、筆者の耳には、安倍首相の発した言葉の一つ
ひとつが見事に、習主席たちの歪んだ論理に対する痛烈な批判にも聞こえた

日米の和解と比べれば、いつまでも「歴史」に固執する中国の了簡はいかに狭いものなのか。
中国の主張する「歴史認識」はどれほど歪んでいるか。
それはまさに日米の和解との対比において浮き彫りにされた。

思えば、習主席はいつも日本に対して「正しい歴史認識」を求めているが、
歴史をきちんと見つめた上でそれを乗り越えて未来へ向かって和解の道を歩むことこそ
本当の正しい歴史認識ではないのかと、安倍首相は見事に、より高い次元から
習主席の歴史認識論を完全に論破した。





  ・今秋訪米予定の習近平は…

この演説は大成功であった。
議員たちの総立ちの拍手からもその反響の大きさが窺える。
その場にいたバイデン副大統領やベイナー下院議長、マケイン上院軍事委員長からも高く評されたが、
その中で、たとえばローラバッカー共和党下院議員による次の評価の言葉は特に注目すべきだ。

「レーガン元大統領のスピーチ・ライターだった経験から、Aプラスを与えられる。
歴史問題を威厳ある形で語った。第二次大戦に関し、首相はもう卑屈な態度を取る必要はない」


アメリカの下院議員からこのような言葉を引き出した時点で、少なくとも中国の展開する「歴史戦」に
対する反撃として、安倍首相は決定的な勝利を手に入れたと言えよう。


そう、安倍首相は中国などによって押し付けられた「歴史修正主義」のマイナスイメージを完全に
払拭してアメリカの政治家たちの信頼を勝ち取っただけでなく、この名演説により、日本はまさに
「威厳ある態度」をもってアメリカとの「歴史問題」に永遠の決着をつけることが出来た。


そしてそのことは、「歴史認識問題」を利用してアメリカの日本に対する不信感を煽り、日米同盟
に楔を打ち込もうとする習近平政権の目論みが完全に失敗に終わったことを意味している


今後、彼らがどれだけアメリカで「対日歴史戦」を展開したとしても、アメリカの対日姿勢に影響を
与えるほどの効果はもはや期待できないであろう。

そして、アメリカとの「歴史の和解」を演じることによって、この和解の意味するところの「歴史の克服」
を世界中に示すことによって、安倍首相の演説はまた、世界範囲における中国の対日歴史戦を無力
化するほどの効果をもった。
今後、習近平政権がいくら「歴史だ、日本が悪かったのだ」と騒いでも、アジアの国々に対してもはや
説得力を持たなくなり、世界からの共鳴と支持を呼ぶことはいっそう難しくなるだろう。

逆に、「歴史問題」で中国が騒げば騒ぐほど、彼ら自身の認識と度量の狭さと国柄の異様さを
曝け出すこととなろう。

「歴史問題」を利用した日本叩きが一旦失効してしまえば、今度は、中国自身が進めようとする
覇権主義政策がむしろ現実の問題として浮き彫りになる。
70年前の「歴史」においてではなく、まさに21世紀現在のアジアの国際政治において、一体どの国
が平和を脅かしているかは一目瞭然だからである。

短期的には、米議会における安倍首相の演説が成功したこの状況で、今秋に予定されている習近平
国家主席の訪米はかなり難しい問題を抱えることとなった。
安倍首相が米議会で演説した以上、同じ国賓として習主席は当然同様の待遇をアメリカに求めなけれ
ばならない。さもなければメンツが丸つぶれとなる。

しかし今秋のアメリカ議会で、習主席は一体何を語るのだろうか。
アメリカに対して日本との「歴史問題」を蒸し返すことの無意味さは中国も既に分かったはずだが、
かといってアメリカと「共有の価値観」や「希望の同盟」を語れる立場でもない。

歴史を乗り越えて未来に向け同盟関係を固めた日米両国を前にして、自分たちは一体
どうやって対処すればよいのか、それこそが習近平外交の抱える最大の悩みとなるであろう。




(※長いので途中少し割愛しました)


    

2015年中国の真実 中国は習近平に潰される? / 宮崎正弘、石平【中古】afb

なぜ中国人はこんなに残酷になれるのか 中国大虐殺史


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


上の記事についたコメント~


・自分の言いたいことを言ってくれた
 石平さんありがとう


・これで演説の内容が頭のなかで整理できたわ

 しかし日本のマスコミはなさけなさすぎる
 あれこれ解説してたけど、どれも価値がなかったな


・こんな人材を放出した中国は本当にバカ。
 日本に来てくれてありがとう。


・賢い人間を処刑してきて出来上がったのが今の中国だからね


・石 平は、日本の「アジア主義」の残党どもにとっては
 扱いに困る親日派だろうよ
 アジア・ナショナリズム、儒教にも批判的、西洋と協調して進めという
 自由主義的な論者だからな

 パールハーバーの下りは、
 安倍首相よくぞ言ってくれたという快哉に近い叫びがある。
 石平氏は保守メディアに露出しているから、言いにくかったんだよ。
 それを首相がやってくれたんで肩の荷が下りたんだろう。



・石平(の格言) 「大陸との関係を強めた日本の政権は長続きしない。」


・石平さんは、中国文化や中国人に対して誇りと愛を持ってる。
 それを文革でぶち壊した野蛮な共産党が大嫌いなだけで。


・AIIBで焦ったから日本の歴史問題もことさら問題視しなくなったということだろう
日本が離れれば孤立するのはむしろアメリカだからね
よって、安倍政権初期にあった「失望した」などという言葉は2度と使わないと思うよ




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



「第二次大戦に関し、首相はもう卑屈な態度を取る必要はない。」

「安倍首相は、
中国などによって押し付けられた「歴史修正主義」の
マイナスイメージを完全に払拭して
アメリカの政治家たちの信頼を勝ち取った
だけでなく、

この名演説により、

日本はまさに「威厳ある態度」をもって
アメリカとの「歴史問題」に永遠の決着をつけることが出来た。」


(この演説の大勝利によって)

「日米同盟に楔を打ち込もうとする
習近平政権の目論みが完全に失敗に終わった。」




あまりに感動的なレポートでした。

石 平さん、ありがとうございます。

これこそ、各国語に翻訳して世界に発信していただきたいです。



<誰よりも中国を知る男 石平(せきへい)の公式サイト>
 【seki-hei.com】 

関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
リンク
このブログをリンクに追加する
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
プロフィール

うさんぽ

Author:うさんぽ
アメブロにいた「うさんぽの小径」のうさんぽです。
普通の子持ちの主婦です。
うさぎブログのはずだったのに、気がついたらこんな重いブログになっていました…
思いっきり、主婦目線、母親目線、オバサン目線でいろんな情報に感想を書いています。

記事を引っ越してきたので改行が狂ったりリンクが開けないなど見苦しいところがあり申し訳ありません。

QRコード
QR
RSSリンクの表示