ひだまり    今は古事記に夢中! 化学物質過敏症の話

アメブロから引っ越してきた過去記事の再公開と、                       もっと日本を知るために「竹田研究会」の紹介を主にしていきます。

化学物質過敏症の話

最近知り合いになった広島の無添加ママ3さん のお話を聞いてください。

その方は「化学物質過敏症」 という病気に親子でかかっておられます。


この病気は、読んで字のごとく化学物質に対するアレルギー反応を起こす病気です。

まだ巷で聞き慣れない病名ですが、この病気で苦しんでおられる人々が年々増えてきています。

現在全国で約70万人といわれていますが、子供を含めれば100万人程度になるそうです。

そのうえ、この病気の認知がまだまだ医者の間ですら広まっていないために、自分の体調不良の原因が

何なのか分かっていない潜在的な患者が多いとのことです。


この病気は、誰でも発症する可能性があります。

少し前に取り沙汰された「シックハウス症候群」もこれにあたります。

要するに、集中的に大量に化学物質を浴びてしまったり、少量でも長期にわたり浴び続けてしまったときに発症します。

その化学物質はなにも特殊な工場で使うとか、工事現場や実験室など、特別な場所で特別なもの

というわけではありません。

わたしたちの身の回りにある殺虫剤や防虫剤、塗装剤や殺菌剤・・・そんな普通の人が普通に使っているもので発症してしまうのです。


この無添加ママさんの場合も、マンションのお隣の方がベランダで使った鳩の撃退スプレー(イカリ消毒ハトジェット)を撒いているときにそれが窓から入ってきて、その激臭の正体を確かめようとベランダへ出たとき、大量に吸引してしまったとのことです。

その隣の奥さんは、確かに正しい使い方をしていませんでした。ほんとうは部分的に吹き付けるもので、空中に散布してはならないものだったのです。しかも、風で隣の家にも入る可能性も十分あったはずです。たぶん、自分の家の窓は閉めていたと思いますが・・・

せめて隣へ一言「忌避剤撒くよ」と言ってあげていれば、この不幸は起きなかったかもしれません。


また、スプレーの確認の為、体調不良が起きてる事情をお隣に伝えたときの、奥さんの

「市販された物をただ撒いただけ」 とのあまりにも無理解な返事・・・。


体調不良になった無添加3ママさんは、そのうち良くなる・・・と誰もが思っていましたが、

回復に向かうどころか一向に良くならず、体が重い・倦怠感・疲れやすい・顔面神経痛・動悸・めまい・

ヘルペス・口内炎続く・・・などの症状に苦しみます。
病院を転々とするもなかなか原因が掴めず、中には「気のせい」だと精神的なものだとされる始末・・・。

「化学物質過敏症」という病名が判明するまで、あちこちの病院をはしごして二年くらいかかったという

ことです。

そのくらい、この日本ではまだこの病気への認識が低いということです。

最後に原因を突き止めてくださった医師に出会えたことはまだ幸運だったと思います。

もしかしたら、そういう医者に行き当たる前に諦めてしまい、今尚ずっと、何の原因かも分からず

苦しみ続けている患者もたくさんいるはずだからです。

しかし、それまでの苦しみもさることながら、

原因が分かったとしても、それは薬で治るとか、簡単に解決する問題ではありません

これからの生活の留意点は分かったものの、

それを実行することが今の社会ではいかに困難なことか・・・

しかも、お子さんは赤ちゃんのとき浴びてしまい、

言葉で訴えられないため最初は分からなかったのですが、5歳のときにママと同じ化学物質過敏症と

診断されたそうです。



なんとも酷い話でしょう?

わたしはこの話(プロフィール)を読んだだけで涙が出ました。

同情ではありません。

その「市販された物をただ撒いただけ」という隣の奥さんの言葉に、

わたしはどうしようもないやりきれなさと、悔しい思いが湧き上がってきたのです。


この化学物質過敏症は、いわゆる経皮毒と同じ問題なんです。

この隣の奥さんは薬剤の用法を間違えたという「非」は確かにあるものの、

その「市販されているものをただ使っただけ」という認識しかないのです。


そう、「市販されている」ということへの日本人が持つ絶対的な信頼感・・・

それは、「市販されている」=「国が安全を認めている」という「信頼感」です。

それが、じつはどれほどのものか・・・その「国の保証」は「国民の信頼」にどれほど値するものか・・・

それを日本の消費者はなにも知らない・・・ 全く知らされていない・・・

そのことに、憤りを感じたのです。       (詳しくは「経皮毒」 関連記事をお読みください。)


もし、日本でも経皮毒に準じる認識がもっと進んでいたら・・・

ドイツをはじめとするヨーロッパのように、国が規制する薬品、化学成分がもっと増えていれば・・・

その規制を設けるための合成化学物質等への人体、環境への影響を国がちゃんと認めていたら・・・


そうしたら、あんな危険な薬剤を簡単に薬局で市販したりしないで、

あるものは製造禁止、販売禁止処置に、

また、危険度に応じて、誰でもどこでも入手できないようにすれば、

もっと「危険物」として、または「取扱い危険物」として、使う人が購入する時から意識して注意を払う

ということができたのに・・・

そしたら、隣の奥さんのような無防備な無頓着な扱いをしなかったかもしれないし、

もし、したとしても、被害者を出したことで罰することも、少なくとも反省を促すことはできたはずなのに・・・

「自分は吸いたくないけど、周りへの配慮はまったくない」ような人にも、法律がきちんと過失を認め、

少なくとも「市販されてるものをただ使っただけ」などという言い分は通らなかったと思うのです。


それが悔しくて・・・


わたしはなんとか、今のところ幸運にも「被害」を感じる前に気づいて、

自分にも子供にも、できるだけ化学物質を遠ざけることができました。

しかし、たとえ経皮毒の知識があったところで、自分の家の中や生活は気をつけられても、

一歩外へ出れば、学校も公園も、近所の庭も、バスに乗っても、スーパーに行っても・・・

この日本はどこへ行っても「化学物質依存症か?」っていうくらい巷にあふれているんです。


自分ではぜったい買わない制汗スプレーでも、狭い部室で友達が数人でシューシューやってるし、

いつもの散歩コースを歩いていたら、家庭菜園をやってるお宅から農薬のニオイがツ~ンとしてきたり、

毛虫除去の農薬散布の飛沫が飛んできたり・・・

バスに乗ったら、きっつ~い柔軟剤のニオイが鼻先でプンプン・・・ 

(なにが「香りのカプセル」だ!そうだ、ニオイっていうのは粒子であって、におう ということはその成分を

吸わされているってことなんだぞ~むかっ

コホン… m(__)m;;

つまりこのように、「あっ」っと思ったときはもう避けようがない、逃げ場がない・・・ってこともあります。


そう、

一部の人がたとえ「危険」に気づいていて気を付けていても、

その「危険性の認識」が一般のものでないので

国が販売を認め一般の使用を認めているため、「使いたい人の勝手でしょ」 「避けたい人の勝手でしょ」 

という情けない状況なのです。

そのために、このような悲劇が引き起こされるのです。


無添加ママ3さんのように、この間まで仲良くしていたお隣の劇薬散布のおかげで発症し、

それを理解されず人間関係にさえ苦しむこともあるのです。


これは明らかに、国の化学物質への認識の低さ、対応の甘さが引き起こした悲劇だと思います。



たとえば、昔からトイレによくある「トイレボール」。

あれはパラジクロルベンゼンといって、ドイツではすでに発がん性が認められ、国が国内での製造も販売も禁止しているものです。もちろん、ぜんそく、アレルギーの原因にもなります。

これと似たものが「衣類の防虫剤」です。

ぜんそくの発作を起こしたお子さんの往診に行った医者が、家中の防虫剤を撤去するよう言ったら、すぐ発作が治まったそうです。ちょうど衣替えで、新しい防虫剤に変えたばかりだったそうです。

トイレボールのパラジクロルベンゼンも強力です。

それが家のトイレに一個あるだけで、その家の周辺80mまで成分が広がるそうです。

でも、みなさん、わが国では一家に一個…どころか、学校や施設のトイレの便器一個一個にこれが

転がっているのを見たことはありませんか?

わたしは、このことを知ってから、息子が上がった小学校のトイレがその状態だと知って、すぐに担任に申し入れ、すぐ撤去してもらったことがあります。

その担任の先生が理解があってわたしは救われましたが、

中には自分が必要に感じないことには無頓着で無責任な教師もいるでしょう。

「はいはい」と言っておきながら、「なんでわたしがそんなことを上に言わなきゃならないの」と思われたら

もうそこで話は止まってしまいます。


そのように、この日本では「化学物質の健康への影響」という危険性の認識が遅れているため、

その危険を回避する権利が法によって守られていないのです。


それが問題なんです。

それが悔しかったんです。


一度過敏症になってしまったら、みんなが平気で吸っている空気でも、

そこに 一人、衣替えしたばかりの防虫剤のニオイ(成分)をプンプンさせた人がいるだけで、

クリーニングから返ってきたばかりの制服を着て、そこから薬剤がまだ揮発しているだけで、

制汗スプレーや除菌スプレーを同じ部屋で使われただけで・・・

その人にとっては、耐えられない状況に陥るのです。


うさぎアレルギーでも、そばアレルギーでも、発作で重篤な状態になることも、ときには死亡する場合

だってあるでしょう?

でも、なぜ、化学物質過敏症に対してはこんなに国から、世間から認知されにくいんでしょう?

それは、経皮毒と同じだからです。

原因がうさぎやそばだったら、痛くも痒くもないのでマスコミも政府もすぐ取り上げてくれます。

しかし、それがこと化学薬品、化学物質となると違ってきます。

それに関わる、それによって恩恵を受けている企業が多すぎるのです。


それを国が全面的に認めたら、もしヨーロッパ並みに「危険性」を認めたとしたら、

「化学物質天国」の日本ではリコールしなくちゃいけない製品、作ったけど売れなくなる商品ががいっぱい出てくることでしょう。

企業は大損ですよね。

企業が大損して儲からなければ多額の税金も入らなくなり、

そして、そんな法律を作った政治家にはもう、怒った企業からの献金が入らなくなるでしょう。

それが怖いから政治家は企業を庇う。

それはアメリカでもいっしょです。

いや、アメリカのやり方を敗戦後の厚生省がそのまま踏襲しているといっていい。

あれは人のために存在しているわけじゃない。まして国民のためなんかじゃない。


それに比べて、ヨーロッパの政府はずっと良心があると思います。

アメリカが大きいから、経済大国だから正しいと思ったら間違いです。

ヨーロッパが斜陽の国だから正しくないというのは間違いです。

アメリカは強いからこそ、力があるからこそ、間違いでも堂々と押し付けられる という面もあるのです。

そして、日本は敗戦後、そうやって常にアメリカの犯した過ちを後手後手で踏襲させられてきました。

はやくそれに気づいて脱却してほしいのです。


ちなみに、

「有害表示指定成分」として国が認めている数です。
ヨーロッパ(ドイツ)・・・・・約5000種類
アメリカ・・・・・・・・・・・・・・・・約800種類
日本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103種類    


ね? 日本が「化学物質大国」 「汚染大国」といわれているわけがわかるでしょ?

どんなに原発でCO₂を削減したって、こんなにたくさんの合成化学物質を下水に、川に、海に流して

いたんじゃあ、本末転倒もいいとこです。

世界の海洋汚染のワースト1は日本なんです。

おまけに、日本は、流産、奇形児の発生率がワースト2です。

ワースト1は、ベトナムです。 知ってました? 

とにかく、

そうやって政府と企業の双方はいつも持ちつ持たれるでいるので、

なかなか純粋に消費者のため国民のための法改正が行われないのです。


だから悔しくて。 それが悔しくて。


みなさんにも知ってほしい。

みなさんにも考えてほしいんです。


わたしも、あなたも、

いつ被害に遭うかわかりません。


いつ、不用意に化学物質を浴びてしまうか分かりません。

いつ、それに反応してしまうか分かりません。


そうでなくても、

わたしたちは毎日毎日、知らず知らずのうちにもいろんな化学物質を体に入れてしまっているのです。

その許容量をいつ超えるか、何に反応するか、それは予知できないのです。


気をつけてください。


回避できないものがある以上、

気づいた人はできるだけ、

自分の選択で回避できるものはできるだけ避けてください。



みんながそれに気づいて、

みんながそれを避けて、

みんなが人体にも自然にもいいものを選んで使うようになれば、

企業の姿勢も変わらざるを得ないでしょうし、

政府も認めざるを得なくなるでしょう。


その日が一日でも早く来るように、そう 心から祈ります。






『化学物質過敏症の少女1』 http://www.youtube.com/watch?v=qiTI_5_eLVc&feature=related



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コメント
1. 無題
シックハウス症候群については、昨日のNHKの「あさイチ」でも特集しておりました。うちの夫ももアレルギーですが、発症したのが、しょうど今の家を新築した時でしたので、シックハウスを疑っております。
2011/05/25(水) 15:06 | URL | ミュウミュウ #79D/WHSg[ 編集]
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